Focotar - 2 1:5.6 /100 mmライカ　フォコター2 1977年製造フォコマート2cなどで使われる、中判用高級引き伸ばしレンズ。総製造数2800本の希少レンズ。10年ほど前、ebayでアメリカの高級カメラショップから購入。当時「最高の」とか「幻の」とか言われていて店頭やネットショップでほとんど見かけることのないレンズでした。すでにフォコターという立派なレンズが有るのに、なんで2を造ったのか？私にとっては、引き伸ばしレンズのラスボスです。「一度は使ってみたい病」に冒されて高価でしたが購入。フォコマート1c1台分と同程度の価格でした。2cで8x10,11x14のモノクロで焼くと「豊かな階調」「柔らかい線」「スッキリしたハイライト」とにかく使いやすいと感じました。しかしこのレンズが真価を発揮するのは大全紙、ロール紙へのプリントでした。絞りF8で高倍率で焼いても細部が曖昧になる事がなく、低倍率の時と同じ様に焼くことのできる、たいへん使いやすいレンズでした。35mm 判のフォコターで高倍率のプリントをすると低倍率の時とは同じ様にはいかず、マルチグレードフィルターや覆い焼きなどを駆使してなんとかプリントするのが普通だと思っていたのですが、このレンズではそんな余計な作業をせずとも美しい高倍率プリントを焼く事ができました。ただ解像度が高いだけのレンズでは無いと思いました。さすがラスボスです。以上はあくまで私の個人的な感想ですのでチョット参考にする程度に読み流してください。小さなキズや汚れが有ります。レンズの中にチリ？ホコリ？カビ？なのか小さな黒い点が見えます。(写真を参照してください)私はモノクロオンリーですが、カラーも良いみたいです。アダプターとデジイチ使って撮影レンズとしてマクロ撮影している作例をネット上で見かけました。以上、ご検討のほどよろしくお願い致します。